今回、ぐんまマラソンのメイン種目でもあるフルマラソンコースの走り方のアドバイスを群馬県陸上競技協会の方からいただきました。
これから練習する方や、今回初参加の方、是非参考にしてみてください。

【スタート~10km】

スタートしてからしばらくは、人混みの中をゆっくり進むことになるので、転倒などに気をつけて走りましょう。国道17号線を上り基調で北上し、国体道路に入ると下り基調のコースになります。ペースを安定させたいところですが、ペースがつかみにくいので、1kmごとのタイムにとらわれず、10㎞通過時点のタイムを意識して走るとよいでしょう。

【10km~20km】

大渡橋を渡ると、3kmほどなだらかな上り坂になります。腕振りを意識してリズムよく走りましょう。
坂を登り切り、青梨子町南の信号を左折すると下り坂が続きます。風の影響も少ないところなので、走りやすくペースも安定させやすいところですが、ここでのペースアップは後半に影響するので、イーブンペースで走っていくことが大切です。

【20km~30km】

20kmあたりは、細かな曲がり角がいくつかあり、リズムがとりづらいうえ、横方向の力が加わるので、最短距離のコース取りを意識して足の負担を減らすことが大事です。
国道17号線に戻ると、ニューイヤー駅伝のコースにもなっている道幅の広い道路になります。気持ちよく走り抜けましょう。自然とペースアップしがちですが、30㎞以降に難所があります。あくまでもイーブンペースで走りましょう。

【30km~ゴール】

32km付近(育英短期大学)の交差点を北に曲がると、上州名物の「空っ風」を体感する最大の難所に差し掛かります。
ずっと続く向かい風と少し上りのコースで、多くのランナーが歩いてしまうポイントです。36km地点のわかば病院を過ぎると、サイクリングロードに入っていきます。細い道で、緩やかなアップダウンがあり、最後には急な上り坂が待っています。
この難所をとにかく我慢してゆっくりでも走り続けることができれば、自分の目標は達成できるはずです。
群馬県庁前を折り返し、YAMADAグリーンドーム前橋まで来れば残りは2km。最後の給水ポイントで補給とともに気持ちを切り替えて、ゴールまで駆け抜けましょう。